新年度が始まる、今やるべきことは?
こんにちは、「こたつ」です。
実は、新年度初っ端から体調を崩しています。
しかし、どんどん新年度のスタートは近づいてきています。
何する何する?って考えている間に時間は過ぎて行っちゃいますよ。
そこで、私が参考にしている本はこちらです。
「どんなクラスにしたいのか」「宿題はどのくらい出すのか」などの細かいところから作戦を立てられるようになっています。
今まで、何気なくやっていたことも、もう一度、なぜそれをするのかを考える機会になります。新年度だからこそ、じっくりと考える時間を取りたいと思いました。
その中で紹介されているのは、「1・3・7・30の法則」
この手の法則は、学級開き関係にはよく見られるものなので、詳しく知りたい人は調べてみてください。
その中で、中村健一氏が最初の1日で特に重要なポイントを2点あげています。
①子どもたちの心をわしづかみする。
②とにかくほめる。
1日目は、そのために自分ができることを考えて、作戦を立てたいです。
学級開き1日目には「学校は何をしに来るところ?」ということを確認します。
— kota atsumi (@jetatsumi) 2019年3月31日
上記を板書し子どもたちに考えを聞いていき、それも板書していきます。
板書をしていく際には、
①教科の学習する
②協調性を養う
に分けて書いていき、①②が同時にあるのが学校で、塾、個人学習などとの違いも押さえます。
3日目までに「静かに話を聞く」ということを何度も体験させたいです。
— kota atsumi (@jetatsumi) 2019年3月31日
時には、少し小さめの声で話し、「聞こえている人、手を挙げて」と問うと、話を聞く姿勢のある子は手を挙げるので大いに褒めます。その姿を見て、挙がる手が増えていきます。そのままの声で話すと集中して聞く体験となります。
こういったことを大事にされている先生もいらっしゃいます。
自分が何を大事にしていくか、ぶれずに考えていくことが大切なんだろうなー。
ミッションと教育の生産性
こんばんは、「こたつ」です。
ブログを書き続けるのがこんなに難しいとは思いませんでした。
とにかく、アウトプットを続けるという意味で書きます!!
みなさんは新年度に取り組みたいことってもう決まっていますか?
今日は、私の好きな本を紹介します。
「時短と成果を両立させる 教師の仕事術」堀 裕嗣
この本にも教育における生産性を高める方法が紹介されています。
その10の原理の中の一つ目が
「長期展望の原理」です。(これが1番目っていうのも意外でした。)
堀先生は、教師が4月の気持ちの鮮度を保てないのは、無目的に「その日暮らし」をしているからだと主張されています。
だから、1年を通して、「これだけはやるぞ」という目標やテーマをもち、「そこだけは成果をあげるぞ」と本気で取り組んでいれば少なくとも、そのテーマだけはその年度で大きな成果を上げられると本の中で述べられています。
これって、聞いたことあるぞ・・・と思い返せば、先日読んだ
「全部やろうはバカヤロウ」 坂本 良晶
における「エッセンシャル思考」そのものではないですか。
たった一つでいいんです。「これだけは成果を上げるぞ」って意地でも取り組む何かを見つけたいです。
堀先生のテーマを例に挙げれば
「ファシリテーション型授業の課題の分類」
「国語科学力形成における一斉授業と活動型授業の対比」
「活動型国語科授業のノート指導」
「アクティブ・ラーニングの機能性の分類」
など、かなり具体的で絞られたテーマであることがわかります。
みなさんは、新年度どんなことに取り組みますか?
私も長期展望の原理を意識して考え中ですが、どうも
ボヤ〜っとしたものや、あれやこれやと目移りしてしまいます。
シンプルかつ深いもので自分が楽しんで実践できること、もう少し探ってみたいと思います。
定時に帰ろう、教育の生産性
みなさん、こんにちは。「こたつ」です。
みなさんは、お仕事を何時に終えられていますか?
昨今、「生産性」という言葉が世の中にあふれています。
では、教育の世界における「生産性」とは何でしょうか。
今日はtwitterで話題のさる先生の本「全部やろうはバカやろう」を紹介しながら、生産性について考えていこうと思います。
- 私が定時に帰るワケ
- さる先生「全部やろうはバカやろう」
1.私が定時に帰るワケ
私も、20代の頃は当たり前に21時頃まで仕事をしていましたし、研究授業のために先輩たちと24時を越えて語り合うなんてこともしていました。
しかし、そんな幸せな仕事の仕方はいつまでも続けられません。
4月からは、ついに我が息子「カイロくん」も保育園に入園し、妻も職場復帰します。
「お互いに助け合って頑張ろうね。」と、妻からは優しく(?)声をかけられています。
(「家事はきちんと分担だぞ、コラ・・・」という静かな圧力を感じています。)
何せ、同業者なので、「同じ仕事量、同じ給料・・・」これを言われればそれまで。
ごもっとも・・・
そして、最近読んだ本にこんなことが書いてありました。
「30年後に、もし今の時代にタイムスリップして、子供達と一日過ごす権利が売り出されたら、一体いくら出すのだろう」
『全部やろうはバカやろう』あとがきより
これを読んだ時、涙が出そうになりました。
これまで息子「カイロ」は、今までお母さんと1日中、楽しく過ごしていました。
それが、いきなり保育園に連れて行かれ、朝から夕方遅くまでお母さん・お父さんと会えなくなるなんて、かわいそ過ぎる・・・
そして、私自身も「平日もずっと息子が家にいる、なんてことはもう無くなるんだな。」と考えると、何でもなかった今までの日常が妙に愛おしくなります。
そこで、気づいたのは「2歳の「カイロ」くんと過ごす時間って一生戻ってこないんだ!」ってこと。
私は、仕事を大事にしながら、家族との時間も大切にしたいと本気で思うようになりました。
2.さる先生「全部やろうはバカやろう」
そこで紹介したい本がこちら
まず、「教育の生産性」とは何かを考えることが大切です。
教育の生産性とは
子どもののび(児童の正の変化)/教師の仕事にかけたエネルギー・時間
これを大きくしようと思えば、方法は2つ。
①分母(仕事にかけるエネルギー・時間)を小さくする
②分子(子どもののび)を大きくする
①分母(仕事にかけるエネルギー・時間)を小さくするには
「仕事量を変えずにかけるエネルギー・時間を減らす」か
「効果がない・薄い仕事自体を減らす」しかないのです。
【正しい戦略】
ギガンテス3匹にイオナズン
【誤った戦略】
スライム3匹にイオナズン
「何事も全力で頑張ります!」は後者が内包されてしまいがちなので、注意が必要。
1年というダンジョンで、できるだけ効率よく宝(子どもの成長)をゲットしてクリアするイメージを。 pic.twitter.com/5LYzDki79G
私は、生産性を上げるためには、「冷静な目」が必要だと思います。
どれだけ子どもたちに効果があるのかを見極められることが大切だと思うのです。
私の癖として、無駄なことに力を注いでしまうことがあります。
ワークシートを作っているときに、
「あ、ここをこうするとカッコ良くなるじゃん」
「もうちょっと、キレイにしたいな」
そんな思いがムクムクっと起こってしまう。気づいたら時間めっちゃたってる。
そんなことにならないために「冷静な目」が必要。
「ここは、子どもの成長には関係ないし、これで終えよう」
そして、残りの時間を、もっと子どもの成長につながるようなことに使えばいいのです。
それを見極める目、そして「もっと手をかけようぜ」っていう悪魔の誘いを断ち切ること。それを意識して来年は取り組むぞー!
この本には「教育の生産性」を上げるために必要な方法がたくさん載っています。
この時期に読み、来年からの仕事に生かしてください。