名前はまだない

30代・男子・教師・共働き

定時に帰ろう、教育の生産性

みなさん、こんにちは。「こたつ」です。

 

みなさんは、お仕事を何時に終えられていますか?

昨今、「生産性」という言葉が世の中にあふれています。

では、教育の世界における「生産性」とは何でしょうか。

 

今日はtwitterで話題のさる先生の本「全部やろうはバカやろう」を紹介しながら、生産性について考えていこうと思います。

 

  1.  私が定時に帰るワケ
  2. さる先生「全部やろうはバカやろう」

 

1.私が定時に帰るワケ

 私も、20代の頃は当たり前に21時頃まで仕事をしていましたし、研究授業のために先輩たちと24時を越えて語り合うなんてこともしていました。

 

しかし、そんな幸せな仕事の仕方はいつまでも続けられません。

 

 

4月からは、ついに我が息子「カイロくん」も保育園に入園し、妻も職場復帰します。

 

「お互いに助け合って頑張ろうね。」と、妻からは優しく(?)声をかけられています。

 

「家事はきちんと分担だぞ、コラ・・・」という静かな圧力を感じています。)

 

何せ、同業者なので、「同じ仕事量、同じ給料・・・」これを言われればそれまで。

ごもっとも・・・

 

そして、最近読んだ本にこんなことが書いてありました。

「30年後に、もし今の時代にタイムスリップして、子供達と一日過ごす権利が売り出されたら、一体いくら出すのだろう」

『全部やろうはバカやろう』あとがきより

これを読んだ時、涙が出そうになりました。

これまで息子「カイロ」は、今までお母さんと1日中、楽しく過ごしていました。

 

それが、いきなり保育園に連れて行かれ、朝から夕方遅くまでお母さん・お父さんと会えなくなるなんて、かわいそ過ぎる・・・

 

そして、私自身も「平日もずっと息子が家にいる、なんてことはもう無くなるんだな。」と考えると、何でもなかった今までの日常が妙に愛おしくなります。

 

そこで、気づいたのは「2歳の「カイロ」くんと過ごす時間って一生戻ってこないんだ!」ってこと。

 

私は、仕事を大事にしながら、家族との時間も大切にしたいと本気で思うようになりました。

 

2.さる先生「全部やろうはバカやろう」

そこで紹介したい本がこちら

さる先生の「全部やろうはバカやろう」

さる先生の「全部やろうはバカやろう」

 

まず、「教育の生産性」とは何かを考えることが大切です。

 

教育の生産性とは

 

子どもののび(児童の正の変化)/教師の仕事にかけたエネルギー・時間 

 

これを大きくしようと思えば、方法は2つ。

①分母(仕事にかけるエネルギー・時間)を小さくする

②分子(子どもののび)を大きくする

 

①分母(仕事にかけるエネルギー・時間)を小さくするには

「仕事量を変えずにかけるエネルギー・時間を減らす」か

「効果がない・薄い仕事自体を減らす」しかないのです。

 

 

 私は、生産性を上げるためには、「冷静な目」が必要だと思います。

どれだけ子どもたちに効果があるのかを見極められることが大切だと思うのです。

 

 私の癖として、無駄なことに力を注いでしまうことがあります。

ワークシートを作っているときに、

 

「あ、ここをこうするとカッコ良くなるじゃん」

「もうちょっと、キレイにしたいな」

 

そんな思いがムクムクっと起こってしまう。気づいたら時間めっちゃたってる。

 

そんなことにならないために「冷静な目」が必要。

「ここは、子どもの成長には関係ないし、これで終えよう」

そして、残りの時間を、もっと子どもの成長につながるようなことに使えばいいのです。

 

それを見極める目、そして「もっと手をかけようぜ」っていう悪魔の誘いを断ち切ること。それを意識して来年は取り組むぞー!

 

この本には「教育の生産性」を上げるために必要な方法がたくさん載っています。

この時期に読み、来年からの仕事に生かしてください。

 

さる先生の「全部やろうはバカやろう」

さる先生の「全部やろうはバカやろう」